R.I.P. Tausendfüßler、西ドイツ、ノルトライン・ヴェストファーレン州、デュッセルドルフ、2011年3月11日。

今年二月ぐらいか、西ドイツはノルトライン・ヴェストファーレン州デュッセルドルフことD村の中心部にある自動車専用道路橋が解体されるということを知らせるとあるビデオがネット上からまわってきた。 この自動車橋は建築的にも価値があるということで、Tausendfüßler通称百足橋として知られていたという。 このヴィデオはデュッセルドルフ在住のエレキ三味線を弾くOクン(回りくどい言い方だが、ギタリストということである。彼自身もこの映像にBGM提供で参加している)の知り合いが作ったというヴィデオなのだが、このビデオにある橋の上からの風景は、ベルリンという僻地ではなかなかお目にかかれないあなおかしな光景であった。

世界で最も退屈な場所のひとつにて。西ドイツ、ノルトライン・ヴェストファーレン州、ヘアフォード、一時間十五分。

かねがねこのLügenlernenでもいっているが、小生はベルリンという独立都市にすんでいるのであって、独逸などという国住んでいる気などは更々ない。 もちろん、このベルリンでの十年におよぶ生活の中で、ベルリンが深く地理的にも文化的にも深く関連する東独逸の地方、ブランデンブルクや小生のジャーマン同胞の多くがルーツをもつザクセンなどに対する愛着や関心が最近芽生えてきていることは言明するにやぶさかではないが。 けれど、それ以外の独逸の地方は、もはや小生にとっては「外国」である。

西ドイツのとあるど田舎での一年でもっとも長い週末。エンガー、48時間。

このヴィデオが今日これから小生のいいたいことをすべて代弁してくれるかもしれない。 さて。遠路はるばるやってきた西ドイツはノルトライン・ヴェストファーレン州エンガー。 はっきりいおう。ドがつく程の田舎である。多分、ヨーロッパもとい世界中どこにでもあるに違いない、しかし、なにもなさすぎるそしてお土産特産品など探すまでもないほどの田舎である。