ダニエル・ドゥフェールによるミシェル・フーコー。

ダニエル・ドゥフェールによるミシェル・フーコー。

ミシェル・フーコーという思想家が鬼籍にはいって、今年で31年になる。 最近、フーコーの生前の公私におけるパートナーであったダニエル・ドゥフェールが、ドイツはdie Tageszeitung誌のインタビューに応えた。ドゥフェールのインタビュー形式の自伝が、ベルリンはメルヴェMerve Verlagからドイツ語で翻訳出版されたのに際しての行なわれたものであった。 ダニエル・ドフェールは1937年生まれの今年78歳。1926年生まれのフーコーの11歳年下である。ドゥフェール自身も社会学者であり哲学者であるが、なによりも、フーコーの死後、エイズ及びその患者の為に立ち上げたAIDESという組織の発起人としても知られている。 ドゥフェール自身によって語られる自身の政治的経歴、そしてフーコーとの公私における関係についての下りは、それだけでも興味深い。特に、フーコーがどれだけ国家権力と日頃から敵対的にあったか、という闘う思想家の一面をかいま見るに充分なエピソードも語られている。

カオスコンピュータークラブ(CCC)は連邦政府を刑事告発する。

カオスコンピュータークラブ(CCC)は連邦政府を刑事告発する。

カオスコンピュータークラブをご存知だろうか? 通称CCC(Chaos computer club)とよばれているこの団体はいわゆるハッカーの集団で、すでにコンピューターという概念が一般化する以前、1980年代からその活動と続けており(設立は1981年)、現在において、世界でももっとも活発なハッカー集団のみならず、ヴァーチャルな空間、つまりインターネットにおける検閲なき自由とその権利に対してもっともラディカルに戦っている集団の一つである。 本部はベルリンにあり、毎年12月にはその総会、「カオス・コミュニケーション・コングレス」が開催され、数々のウォークショップなどがその中で行なわれる。

アンジェイ・スタシウク 「ヨーロッパは自らの栄華への不安がためにくたばる」

アンジェイ・スタシウク 「ヨーロッパは自らの栄華への不安がためにくたばる」

先日ウクライナ人作家のユーリ・アンドゥルホヴィチによるウクライナ情勢に関する公開書簡を翻訳紹介した。

久々のデモ。

久々のデモ。

先週の土曜日久々にデモにいってきた。3年前の大学占拠が失敗に終り、失意のどん底にあった小生は捲土重来を期して野に下ったのであるが、今回が久々のデモ復帰でもあった。多分2010年6月の学生デモ以来じゃないか。 といってもまあ天気がよかったのにポーランドから帰ってきてからというものの、色々と作業におわれて全く外にでれなかったので、たまには外にいくべ、まずはドネルでも食いにいくだ、と例のごとくベルリンに帰還して初めてのドネルケバブを食しにノイケルンの雑踏に身を乗り出した小生の前にこのデモのポスターがどーんと飛び込んできたのである。

山が転がる。Rollberg, Berlin-Neukölln

山が転がる。Rollberg, Berlin-Neukölln

小生の自宅の近く、ベルリンはノイケルンにRollbergという界隈がある。 ここにはかつてのベルリナーキンデルの醸造所があって、長い間、といっても、その跡の再利用をめぐっていろいろ試験的に文化的な催しが開かれたり、またはクラブとして使われていた時期があったりした。自前の醸造タンクをもったビアハウスもキンデルが北ベルリンのヴァイセンゼーに引っ越してからかつての醸造所の中にできたが、もう5、6年前になるだろうか。