郊外へ。ベルリン・ブリーツ。

先週末の土曜日ふと思いついて、小生宅のあるノイケルンから南の方へふらふらと歩いていった。

昨年の今頃は自転車でこそ、ノイケルンの南側の典型的な郊外といわれる風景に、どことないノスタルジーを覚えながら、草生した団地の間の小道を逍遥することが多かった。

多分こういう風景が最近までの日本の大都会の郊外にもあったのだな、と思う。いやまだあるのだろうが。

Berlin-Britz, Jul.2013

Berlin-Britz, Jul.2013

もう日本を飛び出してからはや十年になった。それ以前、21世紀のゼロ年代の初頭の3年程を東京の武蔵野で過ごしたときに、このような風景が見える場所に住んでいた、と記憶している。

その当時も、おぼろげな記憶と重なる80年代半ば頃のまだ四歳か五歳だったころにみたはずの東京の西の郊外の風景にノスタルジーを覚えながら、自転車を駆って、その迷路のような郊外の町並みを逍遥していた。

ともかくとことん観光地と化した昨今のベルリンには、たとい離れたとしても、そうは恋しくはならないのだろうな、と思うこともしばしばだ。

それでも、ふとしたことから、小生の過去の記憶の狭間に存在していた極東の大都会の郊外の町並みとをこうして接続してしまうこのベルリンの奥ゆかしさ、あなおかし、と言うべきであろう。

今年の秋から一年間ベルリンを離れることになる。その間までの名残で、この現在のベルリンという海にたゆとう過去の島々をめぐっていこうとおもっている。徒歩で。

最近またしてもなんとなく感傷的なのです。小生は。

それではまた自戒へ。