ノイケルンは嵐の前の静けさ?

突如の家のネットがダウン。曰くKabel Deutschlandの回線がほぼベルリン全域でダウンしているとのことだが復旧にむかっているということだ。今日は午前中からWerkStadtで作業している。

もう日もとっぷりくれて午後7時半をすぎているというのに小生はあいもかわらず残業中のごとくラップトップに向かっている。通りを行く人びとがAppleロゴのついているラップトップにかじりついている小生をジロジロと見ながら通り過ぎていく。やれやれMitteあたりにいたデジタル・ボヘミアンとかいう連中がこのあたりまで侵攻してきたのか、と通行中のご近所の皆様がそう思われるのもさもありなんというやつである。

WerkStadtはノイケルンはKörnerkiezはIlsestr.とEmserstr.のちょうど角にある。そんなWerkStadtから見た通りの向かい側には、ノイケルンでもごくありふれたものとなったそんなデジタルボヘミアンの巣窟とはまた別の世界がある。

そのIlsestr.を挟んだ向かい側にはパン屋があって、その名もKARADENIZ BÄCKEREI、つまりベーカリー「黒海」(トルコ語)。安くてうまいパンに小生もよくお世話になっている。WerkStadtのメンツは皆いうまでもなく小腹がすいたときに駆け込む、よって皆常連である。

そして角をはさんだ向かい側とEmserstr.を挟んだ向かい側にはそれぞれCAFE SON DURAK、YENI FENERというカフェとスポーツバー(サッカートトも買えるバーでもある)があって、夜な夜なノイケルンのトルコ兄貴たちが集う場所となっている。

今晩も天気予報によると氷点下10度以下に下がるという3月半ばにてまるで真冬の寒さのベルリンなのであるが、向かいの兄貴たちが集うバーはやはり今日ばかりは熱気が漂う。

今日は火曜日、よってチャンピオンズリーグの日である。決勝トーナメントの第一回戦セカンドレグ、シャルケ04対ガラタサライ・イスタンブルの決戦である。

前回の対戦のおり、ちょうどWerkStadtにて水曜日のバーシフトにあたっていた小生は、突如静かな夜を打ち破らんばかりの爆発音数十発が鳴り響き、てーへんだ、こりゃクーデターだ、革命だ、戦争だ、あたふたと通りにでていけば、兄貴たちが爆竹を嬉々として通りに放りなげ、オー、チンボンボーン!と叫んでいるではないか。

それがガラタサライ先制を祝う号砲であることに気がついたのは、バーの向かいのスポーツバーの中が兄貴たちでごった返しているのを目の当たりしてからである。こうして小生はその日がよりによってガラタサライの久々のチャンピオンズリーグでの決勝トーナメントの初戦であることを知った。その後はなにもおこらなかった。その試合はシャルケが後半同点に追いついて引き分けでファーストレグを終えた、ということをしったのは、また次の日のことだった。

今日もしガラタサライが勝てば・・・。いうまでもなく、小生のいるノイケルンはもといベルリン中で兄貴たちが祭りだ神輿じゃの騒ぎを繰り広げることは必定である。

なんで今日は2008年にガラタサライのホームであり兄貴たちの聖地である、アリ・サミ・イェン・スタジアムを巡礼した際の写真を紹介しておこう。これは試合前の、しかも、午後の早いうち2時頃のスタジアム周辺の様子なのだ。

いったい平日のこの真っ昼間からなにを彼らは大暴れしているのだ、と思うもこの祭りの雰囲気の濃厚なのに、ガラタサライのユニフォームをゲットして、意気投合した兄貴たちとララララー、オーチンボンボン(チンボンというのはガラタサライの愛称なのだそうだが、どういう由来なのやら)と合唱しながら、スタジアムの周りを飛びはねることになり、忘れがたい一日になった。ちなみに試合のチケットは手に入らなかったものの、その日は兄貴たちと飛び跳ねて歌って大満足であった。

ちなみにそこにいた兄貴たちの大半は皆チケットを持っていなかったのであったが。

このガラタサライも郊外のトルコテレコムアレーナに拠点を移して久しい。やはりこのアリ・サミ・イェン周辺の試合前の雰囲気は独特である。もちろん、その地元に住む友人曰く、迷惑以外のなにものでもない、ということだが、やはりこの光景をみるにつれ、さもありなんと思う。

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スタジアムの前の高架道路の感じなど非常に甲子園球場前の雰囲気に近いものがあるのは気のせいだろうか?特に阪神対巨人戦の直前の球場の雰囲気もこんな感じだったと記憶している。小生もあの球場の近くで少年時代を送ったのだ。もちろん、へそ曲がりの小生は阪神ファンであった試しは決してなかったが。

さて今宵の試合の行方はいかに。ではまた自戒。