ウクライナとポーランドへサッカーを見に行ってきたのだが。

先週月曜ワルシャワより帰還。

Twitterなどでフォローしていただいている諸賢には御存知のことかもしれないが、4月の初頭からウクライナを約二週間、そして今回ポーランドを十日間旅していた。まもなく開催される「はず」のサッカーのヨーロッパ選手権、通称ユーロ2012、を控えた両国の直前を視察してきた。という聞こえ方はいいが、そもそも小生のような貧乏人にユーロなどという金持ちの為のお祭りを現地のスタジアムで堪能する余裕などはない。

チケットが高値の花なのは当然として(ウクライナでは聞いた所によると余りに余りまくっているらしいが、地元不在の大会運営のため、さもありなんというところ)、大会中高騰するのは確実とみられる当地の値段に見合わない宿泊施設に大金を投じる暇やひたすら同じ風景を眺めるだけの列車移動に費やす時間があったら、普段ならいくはずのないイタリアとかスペインでもいってうまい物を食べてビーチでゴロゴロしてもいいぐらいである。

それでも、中欧あるいは東ヨーロッパ研究に携わる身としては、ユーロを控えた、ここ十年ほどうんざりするほど訪ねてまわった両国が、どれぐらい変化をとげたか、それだけを目の当たりにするだけでも、両国に赴く価値ありというものでもある。それに、ユーロ本戦でなくとも、すでに完成している「はず」の大会が開催されるスタジアムで行われるリーグ戦ならば見ることもできる、その時期ならば、地元民であふれかえった(もしくはがらがらの)スタジアム、あるいはその周辺、サッカーにまつわる日常を粒さに観察することはできる、それもまた一興なれば、というのが当初の目論みであった。

けれどそれはいろんな意味で裏切られることにもなる。一方で様々なクリシェにも遭遇することにもなる。

これからしばらくその体験を思い起こす意味でも、それからこれからユーロを観戦に極東から遥々やってこられる諸賢への有益な情報を提供するという意味でも、しばらく小生の駄文におつきあいいただこうと思う。これをよんでいただいて、我も彼もとユーロ期間中に極東から異国への地へと諸賢が殺到されることになるのであれば、小生の目的は半ば達せられたともいえることになるだろう。

さて。今回の旅のルートをここでたどっておこう。


Going in Poland and Ukraine, shortly before EURO 2012 Poland & Ukraine, April-May 2012

恐らくウクライナ二週間とポーランド十日間、合計での走破距離は6000㌔(グーグルマップのルートの単純な距離計算では約5500㌔)を越えているのではなかろうか。地図をみていただければおわかりいただけると思うが、ひたすら移動に移動を強いられた旅だったともいえる(夜行バス一泊、夜行列車泊二泊)。だが、旅に移動はつきもの、それも醍醐味なのである。ウクライナでは、極東の我が祖国はいうまでもなく独逸とも比較のしようがないぐらいとは時の流れ方が違うのだ。

さて。時は4月3日、独逸はベルリン東駅、午後2時50分頃へと時計の針を戻すことにしよう。

そんなわけできりがいいところでまた自戒。ごーん。